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HOME > BLOG > パッケージマーケティング > 【ダノンビオはヨーグルト市場シェア率を3年で175%にアップ!秘密はパッケージブランドカラー】
2012年12月6日

【ダノンビオはヨーグルト市場シェア率を3年で175%にアップ!秘密はパッケージブランドカラー】

【ダノンビオはヨーグルト市場シェア率を3年で175%にアップ!秘密はパッケージブランドカラー戦略】


おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。

 

ダノンビオはヨーグルト市場シェア率を3年で175%にアップしてます!
2007年 シェア率6.1%
2011年 シェア率10.7%

なぜ、そんなに大躍進を遂げるのか?
秘密はパッケージブランドカラーにあります。

ヨーグルトというと、どんな色をイメージしますか?
多くの方が「青」とおっしゃるでしょうね。

これは「ヨーグルト」という商品についた象徴的な色。
つまり、ブランドカラーです。


日本初のヨーグルトは、明治のブルガリアヨーグルトです。
これが「青」のパッケージで完全に定着しました。

ヨーグル=青

青がヨーグルトの象徴的な色(アイコニックカラー)になったんです。
そのため、他社も青のパッケージが多くなりました。

 

森永 ビヒダスも青。
 

ヤクルト ソフールも青。
 

グリコ 朝食ヨーグルトも青。

これは当然のこと。
ヨーグルトらしい色にするのは当たり前です。

でも、業界の逆を行くヨーグルトもあります。
それが「ダノンビオ」です。

 

ヨーグルト業界では異色の「緑」パッケージを採用。
売り場で青、青、青のパッケージの中で目立ちますよね。

これで差別化ができ、シェア率を拡大してます。

もちろん、最初はヨーグルトっぽくないので手に取ってもらえません。
でも、長年継続することで、少しずつブランドカラーになります。

青=ブルガリアヨーグルト=ビヒダス=ソフール=朝食ヨーグルト
緑=ビオ

競合がものすごく多い「青」に対して、
競合の少ない「緑」のブランドカラーを確立したのです。

 

もちろん、リスクは大きいです。
最初は「なに?この変な色は?ヨーグルトなの?」と思われ、手に取られません。
その点、象徴的な色を使うと、最初っから「これはヨーグルトね」と認知されやすいのです。

①アイコニックカラー(象徴的な色)を取るか?
②ブランドカラー(特徴的な色)を取るか?

企業の考え方で変わってきますね!
貴方の会社のカラーの決め方はどちらでしょう?

参考記事
①アイコニックカラー
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11417137812.html

 

②ブランドカラー
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11418032846.html

 

③ダノンビオのファン投票の記事
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11354267123.html
 

この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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