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HOME > BLOG > パッケージマーケティング > 【「自分たちのこだわりパッケージ」より「お客さんが喜ぶパッケージ」の開発をしよう】
2016年07月19日

【「自分たちのこだわりパッケージ」より「お客さんが喜ぶパッケージ」の開発をしよう】

おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。

昨日紹介した「甘酒パッケージリニューアル」ですが、
実はこんな裏話があったんです。
いろんな人が陥りやすい「こわだり」なのかなと思って、紹介させて頂きます。

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こちらが従来のラベルでした!

私がこのラベルを手にとった時に思ったのは
「うーん、無駄に手がかかっている」ということ。
確かに、阿波和紙を使って、高級なこだわりがあったんです。

特徴は
・阿波和紙で高級(でも濡れるとふにゃふにゃに)
・プリントアウト
・自分たちで手貼り(裏面に糊がついてない)

私の言う「無駄」の意味には直接的なこともあります。
・和紙そのもののコストが高い
・プリントアウト手間暇かかっている
・裏に糊がついてないので貼るのが大変

2016-02-15 14.09.27
まあ、目に見える「無駄」はこんな感じです。
でも、もっとも重要なのは違うところにあります。
根本的なところを生産者の中川さんと話をしました。

松浦「なんで和紙にしたんですか?」
中川「阿波の伝統だからよ!」
松浦「変えてもいいんですか?」
中川「いやー。製造者のこだわりだし、変えたくないわ」
松浦「へー。作り手のこだわりなんですね」
中川「そうそう、私たちのこだわりよ!」
松浦「それでお客さんは喜んでくれてますか?!」
中川「・・・・・?!」
松浦「あ、いや。この和紙をお客さんは喜んでくれてますか?」
中川「・・・いやー。だれも喜んでいないですね」

そーなんですよね。
「お客さんが喜ぶ」ことにこだわるのはいいと思うんです。
でも「従来通り」とか「自分たちのこだわり」にこだわるとおかしな方向に行きます。

つまり「お客さんが喜ばない」ことへの努力。
「和紙のラベルにしてくれて、本当にありがとう」
というお客様がいないということなので意味がないこと。
徹底的に削らないといけない努力です。

ということで、

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・和紙はユポラベル(濡れても大丈夫なラベル)に変更
・別注印刷して省力化
・裏面糊付きシールで手貼り加工も省力化
という変更をさせていただきました。

見た目もよくなったでしょう(笑)?
そして、ラベル自体のコストも下がり、省力化できるのなら、やるべきですね。

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JA麻植郡 ひまわり農産市 鴨島店
吉野川市鴨島町上下島283
【TEL】 0883-22-0006
【営業時間】8:30~17:00
【定 休 日】 1月1日,2日,3日
JA麻植郡 ひまわり農産市 川島店
吉野川市川島町桑村2827
【TEL】 0883-25-2431
【営業時間】9:00~18:00
【定 休 日】 毎月第1火曜日、元日

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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