【パッケージによる物流の混乱を0にしたい】~増税を切り抜けても対策は必要~
<東日本大震災の直後のスーパー、コンビニの様子>
全国のスーパー、コンビニの棚という棚から商品が消えた。
もちろん、震災直後の商品製造や、輸送に混乱があったのは事実。
でも、その影響が長引いてしまったのには
実は、パッケージの混乱があったからだ。
おにぎりやサンドイッチが製造できるようになっても、
パッケージが製造が間に合ってなかった。
パッケージの原材料メーカーが被災してしまったために、
通常3週間くらいでできる袋が、
3ヵ月経っても納期すら分からないくらいの混乱だった。
<商品が作れても、パッケージがないと商品が出荷できない>
これがボクが東日本大震災の時に得た教訓であり、
「パッケージは日本の流通を支えている」という
重要な気づきになった。
ボクはだから、パッケージによる物流の混乱を0にしたいんです。
<増税の余波にお気を付けくださいませ>
2019年10月1日の増税を前に、
パッケージの注文をお早めに取りまとめて頂いて、ありがとうございます。
おかげさまで大きな混乱もなく、
増税を迎えられると思います。
・・・が、
ここでちょっとお待ちください!
<10~11月に必要になるであろうパッケージもお早めに取り纏めくださいませ>
9月末に駆け込み需要があるので、
10月は特に、パッケージ製造が非常に混みあう可能性が高いのです。
「10月中旬くらいにこのパッケージが必要だから
9月中旬くらいになってから頼めば余裕かな」と
思っていたら、間に合わない可能性もあるのです。
<具体的にはどのくらいに取りまとめたら?>
仮に10月中旬納品としたら
ラミネートフィルム→できれば、8月末までに。
化粧箱→9月中旬でなんとか。
シール→これは9月末でも大丈夫かな?
こんな感じです。
<備えあれば憂いなし>
こんなブログを書きながら、
こういった混乱が起こるか、起こらないかは、分からないのです。
でも、備えておかないと
「パッケージが間に合わないから、商品出荷ができへん」
ってことになっちゃいます。
そうならないために、どうぞご協力を宜しくお願いします!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。