【ブレンドにしちゃわない米。八代目義兵衛の「良縁米」はわざわざパッケージを分けて、お客様に手間をかけさせる】
【ブレンドにしちゃわない米。八代目義兵衛の「良縁米」はわざわざパッケージを分けて、お客様に手間をかけさせる】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
お米って言えば、たいていはブレンド米ですね。
甘いお米としっかりしたお米をブレンドして、より美味しくしています。
ところが、あえて「ブレンドをしない米」があります。
それが八代目義兵衛の「良縁米」です。
内祝いのお米のギフトです!
わざと、
黒巾着のパッケージには「殿米」という名前をつけて「しっかり」食感の米を。
赤巾着のパッケージには「姫米」という名前をつけて「ふんわり」食感の米を入れてます。
そうです!
この2つを敢えてブレンドして食べるのが作法!
殿米と姫米を結婚させるのです。
まさにご縁を深める「し合わせ」米なのです。
このように便利なはずのブレンド米のパッケージを、
敢えて分けることで新しい「内祝い」「し合わせ」な意味を作りました。
カルピスウォーターをわざとカルピスとウォーターに分けて販売するのと同じではありません。
新しい意味を作ってますね~。
こちらの商品をプロデュースしたのは、
徳島出身のマーケッターであるオキタリュウイチさんです。
先日のセミナーで教えていただきました。
ありがとうございます。
カテゴリー | パッケージマーケティング
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」で提唱したパッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行って、多数の成果をあげている。その他、執筆活動、講演活動、社内ブランディングなども行う。ブランド・マネージャー認定協会1級&2級&スタンダードトレーナーの資格を持つ。