【SNS時代のパッケージのあり方 「伝達」より「拡散」?!】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
時々、「よくパッケージの話ばかりで毎日ブログが書けますね」と言われます。
いやー。
我ながらそう思います(笑)。
今日のパッケージはタイからの情報です!
まず、こちらのタイのポテトチップスパッケージをご覧ください!
普通、パッケージの役割として、お客さんに中身のことを伝えないといけないので、
シズル感のある写真を使ったり、説明書きをしたりします。
でも、このパッケージ、
・・・上半分が口になってて、
うーん、なんだか一見、気持ち悪い?!
まあ、目立っているといえば、目立ってますけど。
いえいえ、実はこのパッケージは別の狙いがあったようです。
それは、SNSでの拡散です!
お客さんが顔にパッケージを当てて写真を撮る!
すると、ものすごい笑顔で笑っている画像が撮影できます。
そして、その画像をSNSに投稿して楽しむことができるんですね。
今やSNS時代!
広告宣伝にも強い意味を持ちます。
「友達からの情報を信頼する」は78%だそうですが、
「企業の広告を信頼する」は14%しかないそうです。
そうです。
企業から広告をかけるのはもはや不信を募るだけ。
お客さんに楽しんでもらう必要があるんですね。
こんなSNS時代だからこそ、パッケージにも「拡散要素」「シェアしたい」と思わせる仕掛けが必要になってきます。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。