【ノスタルジー普遍の法則をパッケージで表現 関東・栃木レモンクッキー】
【ノスタルジー普遍の法則をパッケージで表現 関東・栃木レモンクッキー】
おはようございます。松浦 陽司です。
「あたらしい」より「なつかしい」を前面に出したパッケージが共感を生みやすいです。
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ノスタルジー普遍の法則
人は体験したことのない未来は想像できません。
すでに体験したことのある過去の方が想像しやすい。
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今日は実は課題を頂いて投稿しております。
関東・栃木レモンクッキー(栃木乳業)
ノスタルジーを感じるレトロなパッケージです。
しかし、なぜ?
「関東」が「栃木」より大きいのか不思議(笑)
このレモンクッキーの前に、レモン牛乳という商品があります。
もともとは関東乳業という会社で「関東レモン牛乳」。
しかし、関東乳業は2004年に廃業してしまいました。
2005年に栃木乳業が引き継いで「関東・栃木レモン牛乳」の名前で復活!
ただし、どうしても昔の味を再現できなかった。
だから、「関東」を「栃木」より大きな文字にしているそうです。
・・・なんだか分からない説明ですね。
ウキペディアより文章を変更しながら抜粋しました。
愛されて60年の商品です。
さて、みなさん、このパッケージを見て、素晴らしいと思うでしょうか?
・・・それはご判断にお任せします。
ただし、ノスタルジーを感じるこの商品パッケージで、私のマーケティングの師匠である方が思わず買ってしまったそうです。
つまり、「ノルタルジー普遍の法則」が働いたのでは(笑)?
中小企業に置き換える勝手にコンサルコーナーです。
下手に目新しさを目指すより、このようなレトロ感を出す。
過去やなつかしさ、ノスタルジーを前面に出すといいですね。
期間限定で、昔のパッケージの復刻版を出したりするのも手法の一つです。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。