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2016年01月11日

【聞くも涙、語るも涙?カルビー「じゃがりこ」のパッケージの変遷を見てみよう】

【聞くも涙、語るも涙?カルビー「じゃがりこ」のパッケージの変遷を見てみよう】

おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。

1995年10月に発売された
カップに入ったスティック型ポテトスナック菓子「じゃがりこ」!
当時では考えられない発想だったそうです。

当時のスナックの常識は
●袋パッケージ入り
●固いスナックは売れない
●いわいるポテチみたい薄いのでないと

こんなんでしたからね。

ところがカルビーの若手スタッフが奮起!
●当時の人口構成比率は約3.9%に過ぎない「女子高校生」をターゲット(1990年の15-19歳女性女性)
●カバンに入るように
●手が汚れないように

キーワードは「楽しく食べる」ということで開発されたのがスティック型お菓子!

涙ぐましい努力で94年に発売された「じゃがりこ」!
・・・ではなく、その前身「じゃがスティック」
まだケースが発想の限界でした。

130918_01_02

その後、すぐに改良にとりくみます。
95年にはパッケージをカップ型に変更!
現在の「じゃがりこ」という品名になりました。

なんと!
開発者に「リカコ」さんという方がいたそうです。
「じゃがいも」+「リカコ」=「じゃがりこ」になたそうな(笑)

130918_01_03

カップ型スナック菓子は当時とっても珍しかったので、
持ち運べる携帯性を訴求して商品陳列を確保していったそうです。

その後も改良は続きます。
12年10月からは、スティックの長さが約85ミリメートルの「じゃがりこLサイズ」をコンビニ限定で投入!
大ヒットになりました。

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1995年発売時のカップの高さは110mmで、スティックは約70mm。
スティックの高さはそのままに、
2004年にカップの高さを96ミリメートル
2009年には88ミリメートルに、よりコンパクトサイズにすることで携帯性を高めました。
パッケージ材料の使用料も8%削減したそうですね。

時系列で見ると、本当に涙ぐましいパッケージの努力です!

この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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