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HOME > BLOG > パッケージマーケティング > 【顧客に受け入れて貰える値上げの方法5段階】~パッケージを活用して収益性改善~
2021年02月7日

【顧客に受け入れて貰える値上げの方法5段階】~パッケージを活用して収益性改善~

ちょっと「値上げ」のことが気になり
最近の「値上げ」記事を拾ってみた。

すると。。。

昨日もちょっと書いた
ネットフリックスが値上げ
を始め

首都高が来年4月から長距離値上げ

東京駅~成田空港1000円バスを1300円に値上げ

など交通系にも値上げの話が。

交通系も乗る人がいないから
ホントに苦しいんだろうな(汗)

変わったところでは

火葬も値上げ

などもあります。

「なんでっ?」
って話なんですけど

こんな状況なので
そもそも参加者が劇的に減る。

さらに「葬儀の簡素化」で
収益性がめちゃ悪化しているので
致し方ない値上げなんだそうです。

それぞれのコメント欄を見てみると
やっぱり値上げに対しては
「批判」のコメントが多い。

中小企業の皆さんも
今、めっちゃ大変だと思うんです。

収益性が悪化してて
本当なら「値上げ」をしたいんじゃ。

そこで、パッケージを活用しながら

【顧客に受け入れて貰える値上げの方法5段階】

を解説していきます!

1)強気値上げ
2)実質値上げ
3)お得感値上げ
4)顧客離れ防止値上げ
5)新商品値上げ

以前にも紹介した
不況に備える4つのパッケージマーケティング
に、一つ加えたものになります。

順番に解説していきますね。

中には
「それって、ズルくない?」
って話も出てきます。

でも、それは
「こういう手法があるんだ」
ってことで、ご理解ください。

それでは行ってみましょう!

1)強気値上げ

単純に何も買えず
「20%アップします」
と言っちゃう方法。

ブランド力の高い商品だったり
もう手放せないサービスだったら
これが可能!

まあ、商品がその状態にないなら
批判を真正面から受けることになります(汗)

そんなときは
この後の方法がありますよ!

2)実質値上げ

ここは禁断の果実的値上げです。

「パッケージ容量を
ほんの少しだけ少なくして、
価格を据え置く」

のです。

顧客に気づかれないように、
気づかれないように、
ひっそりと行えます。

「えーーー、そんなの
ズルいじゃないかーーー」

って声も聞こえそうですが、
実際に大手菓子メーカーなども
ばんばんやってます。

高級アイスが容量を
ひっそりと120gから、110gにしてみたり。
(約8%の改善)

有名板チョコが容量を
58gから55gに変えたりとか。
(約5%の改善)

いやーー、
パッケージを横に並べても
全く分からないですよ。

消費者も気づかないでしょうね。

それでは次、
こんな方法もあります。

3)お得感値上げ

「パッケージ容量を増やして、
商品価格も上げる」

簡単に言うと

「お客様のご要望にお応えして
大容量になりました!
価格も少し改定させて頂きます」

ってな感じ。

これも大手もよくやりますよ

有名なお茶のパッケージがある年
パッケージを
500ml→525mlと増量しました。

それに合わせて130円→140円と
値上げをしました。

「そりゃ、正当な価格だな」

と思いませんか?

さーーー、計算してみましょう!

100ml当たりで考えると

500mlで130円だと「26.0円」
525mlで140円だと「26.7円」

微妙ですが!
約2.7%の利益改善になってる!
気づかんかった!

4)顧客離れ防止値上げ

これは3)お得感値上げの逆です。

少子化、核家族化の影響で
パッケージの小型化が進んでます。

「お客様のご要望にお応えして
パッケージを小さくしました!
価格も安くしております」

って方法です。

とある有名ヨーグルト!

ある年にこんな風にしました。

パッケージ内容量を
450gから400gへ少なくする。

それに伴い定価を
260円から250円へと値下げです。

「それは納得」

って感じなんですが、

同じく100g当たりで
考えてみましょう!

450gで260円だと「57.8円」
400gで250円だと「62.5円」

うおっ!
こっちはちょっと劇的!

約8%の値上げ!

でも、そんなにちゃんと
計算する人いますかね??

そして

5)新商品値上げ

「パッケージを変える
商品そのものを変える」

こちらについては
昨日のブログを見て頂けたらと思います。

【10%の値上げをお客様に受け入れてもらう方法】

【顧客に受け入れて貰える値上げの方法5段階】

というお話でした。

途中でも書きましたが

「それって、ズルい」

って感じる方もいらっしゃるとは思います。

一つのテクニックとして
ご理解くださいませ。

そして、中小企業の皆様は
本当に苦しい状況だと思います。

こんな時だから
パッケージを変えて、収益性を上げていきましょう!

企業存続にとって
めっちゃ大事なことなので。

この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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