【もはや「美味しい」では売れない時代、その他の価値が必要です ~ニッポンハムのマーボー豆腐~】
【もはや「美味しい」では売れない時代、その他の価値が必要です ~ニッポンハムのマーボー豆腐~】
「美味しいですよ!が売りです」と言っている貴方へ。
もはや、「美味しいです」は記号化されています。
誰の耳にも届かないようになってきてます。
おはようございます。
パッケージで商品の価値をちゃんと伝えると、売上があがると思っている松浦 陽司です。
☆☆☆
「美味しい」と一言も書いていない「大阪プチバナナ」
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11037656342.html
☆☆☆
「うちのお菓子は美味しい」
「うちのマーボー春雨は美味い!」
誰もが言っていることです。
でも、それでは売れない時代です。
だって、「美味しい」のは当たり前と思われているからです。
「美味しい」以外の価値をしっかりとパッケージで伝えないといけません。
何が価値か、分かりますか?
「豆腐があればすぐできる 約3分間 炒めるだけ」と書いてます。
そうです。
「時間短縮」
「簡単便利」を売りにしているんです。
それがお客さんに伝える価値です!
坦々春雨もそうです。
「卵があればすぐできる 約3分間 炒めるだけ」
共働きの夫婦が増えています。
ターゲットはきっと「忙しい主婦」です。
奥さんだって、忙しいんです。
それなのに、「メシ、まだぁ~」とか言われたら、怒っちゃいますよ(笑)
麻婆もやしなんて、「もやしがあればすぐできる フライパンで2分!」ですよ!
そんな時に、2分、3分で作れるレシピがあったら心強いですね!
待ちかねているお父さん、お子さんに素早く料理を食べてもれえる。
しかも、便利な「3人前×2回分」入です。
核家族にはもってこいの小分け包装ですね!
そういったことを、きっちりとパッケージで伝えていますね。
素晴らしいパッケージマーケティングです。
もし、私が勝手にコンサルタントさせて頂くなら。
「1人前×4袋」とか、
「2人前×2袋」とかは如何でしょうか?
単身生活者(一人暮らし)が全世帯の半数以上になっています。
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11134377285.html
個包装というのが選ばれる時代になっていると、
ビジネスマナーで有名な美月あきこさんも言っています。
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11138880488.html
ニッポンハムさん、如何でしょう?
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。