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2018年06月28日

<誰も喜ばない2%OFFを、感激、ハイタッチ、SNS拡散にする方法>

2018年6月25日(月)
徳島県中諸起業家同友会主催 社長塾 in 四国大学!
小林ゴールドエッグの小林真作社長が講話の講話にボクも参加してきました。


小林さんはボクと同い年なんですが、もうボクとは全く異なる次元で苦労されてきております。
なんせ、前社長であるお父さんを亡くされてから、いきなり他社から呼び戻されての社長就任。
周りは知らない人だらけ。
卵のことも勉強したことない。
波乱の事業継承だったんです。

そこからびっくりするくらい卵の勉強、経営の勉強をしました。
マーケティングの勉強も半端ないくらいにしてます。
この苦労はボクの稚拙な文章では語れないくらいです。

紹介していた内容で、ボクも笑ったものがあります。
それは「値下げ」の話。
例えば「当店は全品5%OFFです!」と大々的に宣伝しているお店があります。
お客さんにとって、嬉しいかな??


お店にとっては決死の思いで5%OFFにしてます。
でも、現在のお客さんは麻痺してます。
「5%OFFなんて、当たり前じゃん。どうでもいいわ」

かなしーーーー。
赤字企業が7割を越える時代。
経常利益率が1%に満たない企業がほとんどのこの時代。
0.1%の利益率回復に企業が必死なのに、お客さんの反応はこーなんです。
「5%値引きなんて大した魅力じゃないよ」

泣きそうなお客さんの対応ですけど、これが事実です。
5%OFFなんて、お客さんにとっては、どーーーーでもいいんです。
いや、10%OFF、20%OFFでも、魅力にはならないんんです。
「値下げ」ってお客さんにとっては魅力でもなんでもないんです。

そこで紹介していたのが、ちょっと前のANAのキャンペーンです。
びっくりすることに、そのキャンペーンは「50台に1台は無料になります」です。

どういうことかと言うと、こんな感じ。
お客さんが飛行機でフライトしてます。
突然、機長からアナウンスが流れるんです。

「乗客の皆さま、いつもありがとうございます。
機長の田中です。
本日は誠におめでとうございます!
この飛行機に乗客のみなさまは、全員無料です!」

うそーーーー!
もし、あなたが乗ってたら、テンションアゲアゲですよね!
「マジでーーーー?」
「奇跡だ!」
「こんなラッキーなことなんてあるのかしら??!!」

ボクだったら、隣と知らない人とハイタッチするかも知れません。
そして、その喜びを、SNSで発信しまくります(笑)
その乗客の喜びは計り知れないですね。

でも、考えてみてね。
これって50台に1台ですから、「2%OFF」ですよね。

あなたがもし、肉まんを買いに行って
「お客さん、ラッキーです!いつもは100円なんですけど、本日は98円なんです」と言われて嬉しいですか??
全然、嬉しくないですよね。
むしろ、
「いや、別に嬉しくないし。小銭が面倒なんで100円でいいっすよ」ってなりそうです。

同じ値引きでも、打ち出し方一つでお客さんが感じる価値が丸で変わります。
感激して、ハイタッチして、感謝されて、しかもSNSで拡散してくれる。

そんなマーケティングもあるんじゃないんですかって話。
なるほどなー。

小林社長、いつも勉強させてくれてありがとうございます。
学生さんは早い段階でこんな勉強できて、四国大学生は幸せだなー。

<アイスブレイク>
経営者を相手に話するのと、学生を相手に話するのでは、ツカミかたは全く異なります。
その点、小林さんはやっぱりしっかりと心を掴まれてます。

冒頭のクイズ!
外国人が日本食を検索したワード順位で2位はなんでしょうか?

1位 寿司
2位 ??
3位 ラーメン
(2014年調べ)

なんだと思います?
ボクは外しました(笑)

普通に考えたら日本食ですよね。
天ぷら?
刺身?
うどん?

いえいえ、丸で違いました。

答えは「枝豆」

そんな大豆を茹でて塩をかけただけの枝豆がなんで日本食でそんなに注目を浴びるのでしょうか?

実は日本以外に「枝豆」として大豆を食べる文化がないそうです。
へー、そーなんだ。

つまり、「日本人にとっては常識」であるけど「海外にとっては非常識」ってことがこの世にはある!
ボクたちは「業界の常識だから」「常識ってもんでしょ?」なんて色眼鏡で自社の経営を見ていますが、そういうのは取り払わないといけませんね。
この「誰かにとって非常識」が、「この業界にとって革新的な事業」になることがあるんだなー。

この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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