【商品を売るな!パッケージを売れ!】
<お客さんは商品の価値をそれほど分かっちゃいない?>
ちょっと衝撃的でしたね。
先日、パケマツ小松さんにお願いしたんです。
「おぼろ豆腐と、絹とうふ、目隠ししてるので、どっちかボクの口に入れてください」
小松さんはボクの口に入れてくれました。
・・・分からん。
ボクは、それがおぼろ豆腐か、絹とうふか、分からないのです。
「おぼろですか?」
と、聞くと、小松さんは大笑いで
「社長、これは絹ですよ」
と、言い放ったのです。
まさか、おぼろも、絹も分からないとは(汗)
<商品を売るな!パッケージを売れ!>
正直、「商品にほれ込んでるからいつも買ってる」
そんな人って少ないと思うんですよね。
「いつも買ってるから」
「知り合いが務めてるから」
「考えるのが面倒だから」
という理由で、お土産物を買ってる人も多いんじゃないかな?
最も強い理由に
「名前が通っているから」
「ブランドだから」
って人も多いでしょうね。
<中身の存在理由って?>
そうなってくると、中身の存在理由なんてない!
「なんとなく、無難な味だから」
「みんな味を知ってるから、文句を言われない」
「定番だから安心」
そんな感じでしょ?
<パッケージに価値がある>
「そんなに言われたって、パッケージの力じゃないでしょ」
そんな風に言う人も居ますよね。
でも、この商品を見たらぐうの音画止まります!
エアギターの弦のパッケージです。
いやいやいやいやいやーーーーーーーー!
エアギターの弦って、空気やん―――――ーー!
まさに、商品を売るな!パッケージを売れ!
でした!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。