【パッケージに求められる2つの要素 1)チラシ的要素と 2)ブランド的要素】
パッケージには2つの要素がある。
1)チラシ的要素
2)ブランド的要素
どっちを前面に押し出すかは、
その会社や商品のポジションやブランド感によると思うんです。
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
例えば「CCレモン」って言ったら、
あなたもご存じですよね?!
だから、特に説明は要りません。
パッケージはこうなります。
基本的には「C.C.Lemen」と大きく書いてあるのが目立ちます。
補足的に
「ビタミンCレモン50個分」
「純水使用×保存料不使用」とは書いてます。
でも、あまり目立ちません。
ビタミンCウォーターと言えば、
C.C.レモンとブランド化されています。
だから、そんなに説明する必要がないんですね!
では、「キレートレモンCウォーター」はご存知ですか?
こんな商品です。
まあ、CCレモンと比べたら、
認知度が低いこの商品。
パッケージにて説明が必要になります。
つまり、「チラシ的要素」が必要になるのです。
「カラダうるおうレモンの力」のキャッチコピー
「レモンのイラスト」が上下に3つ。
「栄養機能食品(ビタミンC)」の表示。
「1日文のビタミンC、クエン酸3000mg、食塩相当量0.6g」などの記述。
こうやってお客さんに「伝える」努力が必要になってきます。
商品の立ち位置。
ブランドの強さ。
もちろん、商品が安っぽいか高級か?
それによって、パッケージに
1)チラシ的要素
2)ブランド的要素
のどっちを前面に出すのか?
1:9なのか?
5:5なのか?
さじ加減しないといけませんねー。
★★★ 今後のパッケージマーケティングセミナー予定 ★★★
<徳島>
2018年11月8日(水)
<まっすー(すごはん増澤美沙緒)&まっつー(パケマツ松浦陽司)コラボセミナー>
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。