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2015年09月20日

【ご存知ですか?商品開発・パッケージ製作で上手くいかない場合の2つの「あるある話」】

【ご存知ですか?商品開発・パッケージ製作で上手くいかない場合の2つの「あるある話」】

おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。

本日の質問はペンネーム「あれもこれもさん」からです。
「商品開発やパッケージ製作が上手くいなないのでですが??」

はい!
ではその前に、商品開発屋パッケージ制作が上手くいなかい事例の「あるある話」を2つお伝えします。
それは
1)どこで売るのか?
2)誰に売るのか?
この2つがまったく決まっていない場合、商品開発・パッケージ制作はまったく上手くいきません。

だって、ちょっと考えてみてくださいね。
1)どこで売るのか?
→スーパーと、お土産物屋と、百貨店と、できれば雑貨屋にも、そうそう、ネットでも売れて欲しいなぁ。

2)誰に売るのか?
→お父さんにもお母さんにも、おじいちゃんにもおばあちゃんにも、男の子にも女の子にも、そうそう、学生やOL、専業主婦の人や、受験生にも、観光客にも売れてほしいなぁ。

はい、なんとなく感づいて貰えましたでしょうか?
ズバリ、そんな商品はこの世にはありません!!

でも、実はこういったご依頼はよくあるんです。
「どこででも売れて、誰にでも売れる商品開発・パッケージ制作を宜しくお願いします」

そこで私たちはヒアリングを繰り返します。
1)どこで売るのか?
2)誰に売るのか?

もちろん、この2つがしっかりして来たら、もっと掘り下げていろいろな質問をするのですが、
特にこの2つが大事ですね。

※一般的なマーケティングの話では3つめの
3)どのように売るのか?があります。
まぁ、私たちの場合は、「パッケージで売る」というのが明確なので、あまり深く聞くことが少ないです。

日高食品工業の八木美光さんと和田卓也 さんとパッケージマーケティング談話 今日は昆布 開発秘話 (10)

ちなみに、以前に日高食品工業のお話。
担当は八木課長と和田さんのお二人です。
出汁昆布パッケージのご依頼を頂きました。

最初はこのような感じでした。
「なんか高級なパッケージにしてください!」

日高食品工業の八木美光さんと和田卓也 さんとパッケージマーケティング談話 今日は昆布 開発秘話 (6)

でたー!
うまくいかない典型的なパターン(笑)!

日高食品工業の八木美光さんと和田卓也 さんとパッケージマーケティング談話 今日は昆布 開発秘話 (5)

でも、慌てません。
ちゃんとヒアリングしていきます。

日高食品工業の八木美光さんと和田卓也 さんとパッケージマーケティング談話 今日は昆布 開発秘話 (4)

1)どこで売るのか?
→ドラッグストアのコスモスで売ります。

2)誰に売るのか?
→若い主婦層です。

うぅーん、だんだんと鮮明になってきました。

日高食品工業の八木美光さんと和田卓也 さんとパッケージマーケティング談話 今日は昆布 開発秘話 (2)

さらに他の質問をいろいろする。
さらにさらに、実際のコスモスの売り場を見ていく。

その中でさらに、「誰に」が絞り込まれていきます。

鈴木景子さん 36歳  
夫39才、娘6才、息子3才の4人暮らし

結婚を期に7年前より実家を離れてアパート暮らしを始める。
夫と可愛い子供2人に囲まれて楽しい生活、
・・・ではあるのですが、正直大変。
両親に頼れないこと、金銭的にも厳しいこと、なにより子供の世話にこんなに時間が取られるとは。。。
子供を送りだして、パート勤めにでかけたら、それだけで夜はヘトヘト。
毎日遅くまで頑張ってくれているお父さん、愛する子供のために安全・安心な料理を手間暇かけて、・・・
と思っているものの、ついつい手抜き料理なったり、顆粒のだしの素に頼ったりしてしまう。
今夜も食費を抑えるために、近所のコスモスに買い物に来たところ・・・・。

こんなペルソナ像(たった一人まで絞り込まれたメインターゲット)を浮き出していきます。

そして、生まれたパッケージがこちら!

今日は昆布 日高食品様 だし用
今日は昆布 日高食品様 食べる用

1)どこで売るのか?
→ドラッグストアのコスモスで売ります。
コスモスの昆布売り場では青、白、緑の色づかいが多い。
そこで目に付きやすい「金」色パッケージを採用。

2)誰に売るのか?
→若い主婦層です。さらに言うと、鈴木景子さんです。
顆粒だしではなく、ちょっと一手間かけて、ちゃんと出汁を取ることの大切さを伝えます。
しかも料理がイメージしやすいように写真付き。
若い主婦にも受け取ってもらいやすいように、イラストやコメントも入れてます。

どうでしょうか?
たぶん、「どこででも売る、誰にでも売る」というスタンスだったら、
業界のどこにでもあるような一般的なパッケージになってしまって終わりでしょうね。

でも、こうやって「どこで売る、誰にうる」をしっかり明確にすると、
こうやって商品開発・パッケージ制作が生まれ変わりますね。

日高食品工業の八木美光さんと和田卓也 さんとパッケージマーケティング談話 今日は昆布 開発秘話 (1)

ちなみに、この商品。
発売10ヶ月で20000個売れているそうです。
こうやって狙いが当たって売れると嬉しいですね!

西日本にお住まいの方は、お近くのコスモスでチェックしてみてくださいね~。

お問い合わせ先はこちらです!
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【健康生活応援企業】 日高食品工業株式会社
兵庫県姫路市花田町勅旨30-1
http://hidaka.yh.shopserve.jp/index.html
TEL 079-251-1152 / FAX 079-251-1153
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この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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