【三方よしを一歩進めて、四方よし経営を推進するサカクリーニング】
「三方よし」経営ってよく聞きますよね。
「売り手よし、買い手よし、世間よし」の経営です。
でも、それだけじゃ
これからの経営において一つ足りない。
これからは「四方よし」にしていかないと。
それは何だろう?
2020年9月4日(金)
zoom 徳島経営研究会 ありがとう委員会開催
環境を守り「ありがとう」を次世代につなげる会社を目指して!
有限会社 サカクリーニング
代表取締役社長 坂 雅弘氏のご発表でした!
坂さんが目指しているのは「四方よし」の経営!
それは
「売り手よし、買い手よし、世間よし、将来よし」の経営です。
そう、これからは「長期的視点」である「将来よし」が必要なんです。
サカクリーニングは社名のとおりのクリーニング屋さん。
徳島で
「オーガニックシェア バルーン」という店名で
4店舗運営されております。
経営理念は
「キレイを通じて人と環境を育む」
~地球と子どもに優しいオーガニッククリーニング事業を通じてSDGsの達成に取り組む~
この「SDGs」のことを坂さんはこう語ります。
「SDGsは日本古来の三方よし経営に、“将来よし”を加えた四方よし経営です」
この経営を行うために
最近、店名を「クリーニングハウス バルーン」から
「オーガニックシェア バルーン」へ改名。
洗剤も従来のものから
化学物質に頼らない
肌に優しいく安全な有機JAS認定資材に変更されたそうです。
「オーガニッククリーニング」を目指しています。
これにより、地球環境にも配慮!
まさに、「将来よし」を目指します。
さらに、女性社員さんの手荒れが改善し始めました。
働く社員さんにも優しい。
仕事の効率化、能率化を追求するあまりに
社員さんに肌荒れや苦痛を強いたり、
あるいは環境に悪いことをしてはいけない。
オーガニッククリーニングは手間がかかるそうですが、
「キレイを通じて人と環境を育む」経営理念を実現するために、
導入されたそうです。
洗えば洗うほど、お肌も衣類も環境もキレイになるそうです。
なるほど!
SDGs経営=四方よし経営を実践されています。
そして、それを支えるのが「PSDCA」
「・・・え?PDCAじゃないの?」
と突っ込みたくなりますが、違います。
PとDの間に「S」(スケジュール)があります。
年間で、月間で、週間で、
行動することがしっかりと計画されています。
だから、PSDCAなのです。
さらに、その数値管理もびっくり!
売上は?
集客数は?
単価は?
こまかく管理されているのです。
でも、この数値管理をパート女性さんが嫌がってないのです。
むしろ、積極的!
月末になって、数値が達成してないと
「達成しなきゃ」と、
両親や兄弟に連絡して、お店にクリーニングを出してもらうような人もいるそうです。
すばらしいです。
最後に、いろいろな人から質疑応答。
実行委員長の前山さんが、パケマツメンバーにも話を振ってくれました。
原田さんが
「洗剤を変えたことで、パートさんの肌荒れが減った話がいいなと感じた」
桑原さんが
「SDGs経営はよく分からないが、四方よし経営という解説で少し腑に落ち始めた」
とコメント。
一緒に学んでくれて、ありがとうございます。
坂さん、ご発表、ありがとうございました。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
有限会社 サカクリーニング
https://organic-share.com/company/outline/
<今日のおすすめパケTube>
昨日公開したこの動画
【パッケージイノベーションで、商品価値を変える】
~エリエール ウォータープラスのティッシュパッケージ~
ビックリするほど、再生回数が少ないんで、
少々ショックを受けております(汗)
内容はいいと思うんだけどなー。
よかったら、観てくださいませ。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。