スターバックスが使っている 客単価アップの方法
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パッケージって面白い weeklyノート 2025-25
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あなたはお寿司屋さんです。
昼のお寿司セットを販売しています。
Aランチ 1000円
Bランチ 1300円
多くのお客様が
Aランチを選んでいます。
でもあなたは
客単価の上がる
Bランチをもっと
買って欲しいですよね。
どんな工夫をされますか?
「BランチをPOPで推す」
「接客でBランチを薦める」
いいと思います。
でも、もっと簡単な
方法があるんですよ!
それは
Cランチ 2000円
を作ること。
これを
「松竹梅理論」と言います。
できたらメニュー名も
「松竹梅」に変えましょう。
そして、安い順じゃなくって
高い順に表示するといいですね。
松 2000円
竹 1300円
梅 1000円
高い方から順番に見せると
「アンカリング効果」が始動します。
高い方に先に意識が行くので
あとから見る竹、梅が
グッと安く見えます。
そして
日本人は二択だと
「安い方」
三択だと
「真ん中」
を選ぶ傾向が強いのです。
一番高いのと
一番安いのは
避ける傾向にあるんですね。
「極端の回避性」とも言います。
諸説あるので
割合は参考にしておいて
欲しいのですが
二択だと
竹 2割
梅 8割
で安い方を選ぶそうです。
これが、三択になると
松 2割
竹 5割
梅 3割
になるといわれています。
これだけでもさっきの場合
お客様が10人だとすると
竹 2割 2人×1300円=2600円
梅 8割 8人×1000円=8000円
合計10600円
松 2割 2人×2000円=4000円
竹 5割 5人×1300円=6500円
梅 3割 3人×1000円=3000円
合計13500円
おおっ!
売上が27%もアップしました。
メニューを増やしただけなのに!
なので、客単価をアップしようと思ったら
メニューを3つか、4つ作るといいんですね。
これって、実は
パッケージでもできるんです。
スタバのドリンクパッケージを
思い出してみてください。
みなさん、サイズの名前、わかりますか?
ショート (240ml)
トール (350ml)
グランデ (470ml)
ベンティ: ホット (590ml) / アイス (710ml)
と4サイズあるんです。
でもこの「ベンディ」って
頼みますか??
ボクは頼んだことない。
590mlも入ってる!
でも、ショート240mlも
あまり頼まない。
頼むのって、、、
トール350mlが多くないですか?
これって、パッケージサイズを
4種類用意することで起こる
「極端の回避性」を利用してます。
「一番大きいベンディと
一番小さいショートを避けたい」
「じゃあ、トールか、グランデ」
という感じです!
あなたの商品も
パッケージサイズを
3~4個用意するだけで
客単価が上がるかも知れません。
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【耳より情報】
記事
ラーメン屋さんの救世主「ミスターペッパー」登場https://www.p-matsuura.co.jp/result/51406.html
動画
魅力的なネーミングとパッケージで ヒット商品を創りだそう
https://www.youtube.com/watch?v=Ri4MTeqFT_E
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この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。