旧・盛和塾 中国四国ブロック大会 ~メディカルアドバンス 本多隆子塾生発表「覚悟の物語」~
2026年5月15日(金)
旧・盛和塾のイベント。
「心を高める 経営を伸ばす」
中国四国ブロック大会が愛媛で開催されました!
6名の経営者が赤裸々に
経営体験発表をされるのですが、
盛心塾<徳島>代表は、
株式会社メディカルアドバンス
本多隆子さん!
徳島塾メンバー一同、応援に駆け付けました。

本多さんの発表は、
本当に感動的でした。
正直、涙をこらえるのが大変でした。
42歳で起業。
歯科医院専門のコンサルティング会社
「メディカルアドバンス」を立ち上げる。
予防歯科という考え方を広めたい。
医院の想いを地域に届けたい。
その一心だったそうです。
けれど、理想だけでは経営はできない。
すぐに盛和塾に入塾されます。
入塾当時は必死。
服装や姿勢まで叱られる。
月次決算を先輩に見てもらい、指導を受ける。
正直、怖いと思う先輩もいた。
それでも積極的に近づき、教えを乞う。
「人は、どんな人と出会うかで運命が決まる。」
その言葉を、
本多さんは身をもって証明していくのです。
学びの甲斐があり、
事業は順調に伸びていきました。
・・・が!
そのとき、試練が本多さんを容赦なく襲います。
大量離職。
それによって、仕事を断らなければならない。
予想もしなかった赤字。
環境の激変。
心が折れそうになる中で、
稲盛和夫塾長と直接お会いする機会がありました。
本多さんは勇気をもって相談されました。
「大量離職を起こした私の決断は正しかったのでしょうか?」
返ってきた稲盛塾長の言葉は、
「辞める人は、いつか辞める。
残った人を大事にしなさい。」
その一言で、立ち上がる。
採用を止めない。
理念を曲げない。
現場に立ち続ける。
やがて会社は成長し、
次世代へ承継する決断をする。
「譲ると決めたら、口を出すな。」
創業者にとって、
これほど苦しい言葉はない。
でも、それをやり切る。

さらに、
地域のタクシー会社を引き継ぐ。
なぜ、火中の栗を拾うのか。
社員のため。
地域のため。
その言葉は、
きれいごとではありませんでした。
本気でした。
そして最後。
本多さんは、
唯一の後悔を語られました。
子どもとの時間を、
十分に取れなかったこと。
仕事に逃げていた、と。
その話を、
涙をこらえながら語る姿に、
会場は静まり返りました。
それでも。
その娘さんは、
今、会社を支える存在になっている。
社員に育てられ、
自らも人を育てる立場に立っている。
「艱難汝を玉にす」
艱難は、人を磨く。
苦しみを知っている人の言葉は、
重みが違う。
経営とは何か。
売上でもない。
利益でもない。
覚悟だ。
逃げなかった人だけが持てる覚悟。
本多さんの発表は、
成功物語ではありませんでした。
人生のど真ん中を、
真正面から生きた人の物語でした。
本当に、胸を打たれました。
ありがとうございました。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。








