パッケージが消えると、商品は消える。カルビー白黒化の本当の意味
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パッケージって面白い weeklyノート 2026-20
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カルビーさんが14商品を
「白黒パッケージにする」というニュースが
非常に話題になりました。
世間でいろいろと言われていますが、
今日は松浦独自の見解をお届けします。
それは
「パッケージ業界の危機の“見える化”」
ということです。

【世間の評判】
世間の反応は大きく二つに分かれています。
■ ポジティブな意見
① 理由が明確で誠実
→「石油原料節約」と書いてあることで納得感がある
② 供給を止めない判断として評価できる
→色よりも“商品を届け続けること”を優先している
③ 企業の姿勢が見える
→社会情勢にちゃんと向き合っている印象
④ 話題性・広告効果がある
→ニュースやSNSで拡散され、注目度が上がった
⑤ シンプルで新鮮に見える
→売場で逆に目立つ可能性もある
■ ネガティブな意見
① コスト削減の言い訳
→単なるコストダウンだと疑う声
② 安っぽく見える
→ブランド価値が下がる印象
③ 売場での視認性が落ちる
→色が減ることで選びにくくなる
④ 単なるマーケティング手法と疑う声
→白黒パッケージで話題をさらって、売上アップを狙っている
⑤ 商品が分かりにくくなる
→他商品と見分けがつきにくい懸念
まあ、両方の声があるわけですが
【松浦独自の見解】
ここからが本題です。
ボクはこの白黒パッケージを、
少し違う角度で見ています。
それは冒頭でもお伝えした通り、
「パッケージ業界の危機の“見える化”」
です。
実際の現場では、
・プラフィルムの新規受注停止
・リピート品の供給制限
・納期の長期化
・価格の急騰
といったことが、すでに起きています。
ボクは正直に言って、
コロナショックより
リーマンショックより
このナフサショックの方が、日本経済への影響は大きい
と見ています。
なぜなら、
パッケージがなければ、商品は流通できないからです。
すでに中小企業では、
・印刷袋 → 無地袋+シール対応
といった、ギリギリの運用が始まっています。
しかし、この現実は
なかなか表には出てきません。
そこにカルビーさんの白黒パッケージ。
これは単なる仕様変更ではなく、
「供給が危ない」という現実を可視化した行動
だとボクは感じています。
実際、この動きを受けて
政府もヒアリングに動いています。
(ただ、結果はまだ出てきていません)
つまり今回の出来事は、
・企業の判断
・現場の危機
・政府の認識
この3つが交差した、非常に重要な事例です。
【まとめ】
カルビーさんの白黒パッケージは、
単なるデザインの話ではありません。
それは、
・企業が何を守ろうとしているのか
・社会がどんな状況にあるのか
・供給を維持することの難しさ
を浮き彫りにした出来事です。
パッケージは「見た目」ではなく、
商品を届けるためのインフラです。
パッケージの色数は減りましたが
インフラ問題が、より鮮明になりました。
今回のカルビーさんの動きは、
政府を動かし
消費者に気づきを与えた
という意味で、
非常に価値のある行動だったと考えています。
※サムネは生成AI作成です。
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[発行元] 株式会社パッケージ松浦
[住所] 徳島県徳島市丈六町山端10-1
[連絡先] package-matsuura@p-matsuura.co.jp
[ホームページ] https://www.p-matsuura.co.jp/
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この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。







