【マルブン ケーキパッケージ「赤の旋律」が織り成すSNS投稿の輪!そして「母の日はマルブン」につながるか?】
おはようございます。
パッケージには人を動かす力がある!
・・・そう信じているパッケージマーケッターの松浦陽司です。
そして、文化を作ることもできます。
さて先日、愛媛県の有名なイタリアンレストランを経営する「マルブン」の眞鍋明社長がFacebookにこんな投稿してくれました!
「パッケージのプロフェッショナルの取引先さんからマルブンのケーキパッケージが斬新であると評価された。
赤の旋律 シャーみたいですね(笑)」
マルブンケーキケースと共に、パケマツのニュースレターも投稿してくれました!
ありがとうございます!!
通常のケーキケースって、真っ白のが多いですよね。
せいぜい、店名のワンポイントの印刷(もしくはシール)があるくらい。
でもマルブンのケーキパッケージは真っ赤!
「マルブンカラーを全面に再現したいっ」ってことでベタ印刷を多くしました!
そうすることで、他社には無い斬新なデザインになりました!
その月のパケマツのニュースレターで紹介することにしたのですが
偶数月担当の太田匡訓さんが「そのことをどうやって表現しようか?」必死で考えた末の「赤の旋律」だったんですよね。
これは真っ赤なマルブンパッケージじゃないとできないこと!
(太田さんのFacebook投稿)
そしてニュースレターの誌面は思い切って「パッケージメイン」じゃなくって「色メイン」というこれまた斬新な感じに。
この誌面を気に入ってくれて、眞鍋社長がFacebook投稿してくれた。
うーん、こうやってお客さんと離れていても、SNS投稿をお互いにできるって嬉しいな。
ちなみに、同じ「赤色」でブランド力を高めているのが「ガーナ」のミルクチョコレート。
「母の日にガーナ」ってのもう日本国の文化になってる。
この有名な話だけど、あれって実はパッケージこじつけなんです。
1 母の日はカーネーション
2 カーネションは赤
3 赤はガーナのパッケージ
4 母の日にガーナ
こんな論法で「母の日にガーナ」って言い始めたんですよね。
・・・つまり、この展開で行くと
「母の日はマルブン」でこの赤いケーキパッケージでお持ち帰りしてもらうという、新しい価値を生み出せるかも知れない!
今は2月だから、母の日までに十分間に合うなー。
よし、マルブンさんに提案しよう!!
パッケージが人の心を動かし、そして日本の文化まで作るって考えたら興奮してきた日曜の朝の松浦陽司でした!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。