【パッケージには 売り場所を変えたり、 目的を変えたり、 価格を変えたりする力がありますね。例えばバンドエイドが???】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
パッケージって人をワクワクさせるモノだと思います。
パッケージ次第でその商品本来の価値、そのものの価値だって変わってくるかも知れない。
すると、売れる人だって、価格だって、売っている場所だって変わってくる。
例えばバンドエイド。
本来の使い方は指などの傷ついたところに貼って傷を癒す。
パッケージは箱に入っているというもの。
でも、例えばこんなバンドエイドが販売されていたらどうでしょうか?
“BANDiful”
2013年にパッケージデザインアワードDielineで第1位を獲得したバンドエイド!
パッケージを開封すると、、、
おお~。
一見、鯉のぼり?
この鯉のウロコのようなところがバンドエイド!
引っ張って剥がせるようになってます。
・・・で、そのまま巻くというわけです。
使い勝手も非常に便利!
更にこのパッケージの特徴はハンガーがついているということ。
壁紙などに押しピンで留めておくことができます。
おー。
まさに、鯉のぼり(笑)
ね!
バンドエイドだって、通常じゃないこんなパッケージにすると、
置き場所はドラッグストアじゃなくなりますよね。
雑貨屋さんでしょうか。
目的は傷を癒すためというよりは、プレゼント用になるかな。
値段だって、通常のバンドエイドよりは高くたって気になりませんね!
こんな風に、パッケージには
売り場所を変えたり、
目的を変えたり、
価格を変えたり、する力がありますね。
残念ながら「BANDiful」は日本では発売してないようです。
早く発売してー(笑)
参考サイト
Behance
http://www.behance.net/gallery/BANDiful/6930775
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。