【モノ売りではなく、体験・価値売り!海鮮すじ青のりのパッケージ開発と商品開発】
【モノ売りではなく、体験・価値売り!海鮮すじ青のりのパッケージ開発と商品開発】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
2014年採用事例リライト 第2弾です。
「すじ青のり」といわれて、欲しい人はいますか?
まぁ、あまりいないでしょうね。
・・・というか、知らないかも知れませんね。
すじ青のりを使ったらどんないいことがあるのか?
体験・価値を得られるのか?
さっぱり分からない人が大半でしょう。
徳島漁連さん(http://www.tokushimagyoren.or.jp/index.html)から
ご依頼を受けて、「すじ青のり」の商品開発に共同で取り組みました!
徳島漁連さんとこんな会話がありました。
松浦「どんな風に使ったらいいのですか?強みですか?」
魚連「お茶漬けにかけても、うどんにかけても、
豆腐にかけてもいいんです。
何にかけても、すごい風味豊かになるんです!
これが強みです!」
松浦「そうですか!それが強みなんですね!
それで、他社のすじ青のりはどうなんでしょう?」
魚連「他社のすじ青のりも一緒ですね」
これが強みです!」
松浦「そうですか!それが強みなんですね!
それで、他社のすじ青のりはどうなんでしょう?」
魚連「他社のすじ青のりも一緒ですね」
そうなんです。
「自社の強み」と思っていることでも、「他社の強み」だったら、
残念ながら「お客さんにとっての強み(魅力)」にならないんですね。
ここでちょっと試食。
魚連さんのすじ青のりの袋を開けてみました。
すると(私の中)で、世界に一変!
「なんて素晴らしい香りだ!料亭のような香りがする」
私はこの体験を、ストーリーにして、パッケージで表現したいと思ったんです。
そして出来上がった商品名とパッケージがこちら!
「ちょっとひとふり高級料亭の味 すじ青のり」
「すじ青のりをちょっと一振りすることで、
手軽に高級料亭の味が味わえるんだ」
というような手にすることができる体験・価値をそのまま伝えました!
画像ではちょっとよく分からないかも知れませんが、
クレープ紙という風合いのある紙を選んでおります。
裏面では使い方のわからない人に伝えるようにしてます。
「色々なものにふりかけてちょっと高級な料亭の味をお楽しみください」ということで、
「色々なものにふりかけてちょっと高級な料亭の味をお楽しみください」ということで、
●お茶漬けに
●うどんに
●ひややっこに
●お好み焼きに
●卵焼きに
とイラスト入りで伝えました。
ちなみに、使われている原材料3種類も、国内産のこだわりのある食材!
●乾のり(徳島県産)
●かつおのふし(鹿児島県産)
●青のり(徳島県産)
「すじ青のり、食べてみたい!」
あるいは
「ぜひ、うちの店舗でも取り扱ってみたい」
そんな風に思った貴方は、ぜひお問い合わせください!
徳島県漁業協同組合連合会
〒770-8516 徳島県徳島市東沖洲2丁目13番地
TEL 088-636-0500 FAX 088-636-0525
(担当:林さん、橋本さん、木村久美さん)
カテゴリー | パッケージマーケティング
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。