【コスモス各店で絶賛発売中の日高食品工業さんの「今日は昆布」の秘話】
【コスモス各店で絶賛発売中の日高食品工業さんの「今日は昆布」の秘話】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
パッケージ松浦の2014年のお仕事紹介 リライト第6弾です。
昨年、日高食品さんから問い合わせを受けました。
http://hidaka.yh.shopserve.jp/index.html
「パッケージの力でコスモスさんに参入できないか?」
(※コスモスは西日本を中心に約600店舗展開するのドラッグストアです)
3つの大きなポイントを持って提案させていただきました。
①色
現地調査を行いました。
直接的な競合の昆布だしは、
青とか白とか黒とかのパッケージが多い!
青とか白とか黒とかのパッケージが多い!
だから、そこを避けるような色を選びました。
高級感のある金色です!
昆布売り場で目立つことマチガイナシ!
②ネーミング
そして、単に「○○産 昆布」と書くだけでは、食卓が想像できません!
そして、単に「○○産 昆布」と書くだけでは、食卓が想像できません!
それで、「今日は昆布を食べよう」とシーンを思い浮かべるような、
そんなネーミングにしようという話になりました。
そんなネーミングにしようという話になりました。
③キャッチコピー
ちなみに、関節競合というか、
今の昆布業界の最大の危機は「顆粒だし」です。
今の昆布業界の最大の危機は「顆粒だし」です。
さっと一振り、手間要らず。
簡単にだしが取れます。
この強力な競合と、直接勝負してはダメだ!
むしろ、ひと手間掛けることで得られる体験があるはず!
ひと手間かけることに価値があるはず!
そう思ってもらいたいと思いました。そして出来上がったパッケージがこちら!
ひと手間かけることに価値があるはず!
そう思ってもらいたいと思いました。そして出来上がったパッケージがこちら!
「今日は昆布」です!
①色
インパクトのあるように金色を採用!
圧倒的に昆布売り場で目立ちます!
②ネーミング
「今日は昆布」というネーミングで、
「そうか、今日は昆布か。。。」と思っていただけるようにしています。
③キャッチコピー
パッケージの右側にこんなコピーを入れました!
「ひと手間ちょい足しごちそうメニュー」
顆粒だしによる、手抜き料理ではないんだ!
ひと手間かけることによって、ごちそう体験ができるんだ!
お父さんをおもてなしするんだ!
というような気持ちを伝えます。
お父さんをおもてなしするんだ!
というような気持ちを伝えます。
「今日の私は「三ツ星シェフ」よ!」
この手間をかけることで、
主婦は三ツ星シェフになれることを想像してしまいます。
「ひと手間入れるだけで食事がぐっと楽しくなります!」
(製造部の八木がおススメします)
同じく、ひと手間で食事をしている八木さんからのおススメコメントが入ることで信憑性が高まりますね。
こうやって、直接競合、間接競合を設定して、
そこには無い価値を伝えるパッケージで、
コスモスさんに導入いただきました。
コスモスさんに導入いただきました。
コスモスがお近くにある方はぜひ、探してみてください!
昆布売り場で異様に目立っているはず(笑)
もし、コスモスが無いようでしたら、こちらからもご購入をいただけます。
日高食品工業さま
兵庫県姫路市花田町勅旨30番地の1
Tel. 079(251)1152 Fax.079(251)1153
ぜひ、お買い求めください!
日高食品工業さま、ありがとうございました。
パッケージデザインはパッケージ松浦の桑原基輔さんでした!
ありがとうございます。
カテゴリー | パッケージマーケティング
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。