【リカオーさんで「松浦史上初めての理由」で破談した商談の話】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
本日は四国代表になるために、高知へ向かう松浦陽司です!
何の四国代表かはまた後日。。。
さて、本日の話は私の実体験!
2012年の年末の出来事。
リカオーさん(http://www.ricaoh.co.jp/)で年末の福袋の商談が
破談してしまったというお話。
私自身、本当に勉強になりました。
もともと、既製品の袋を使っていました。
その袋の何点がこちら!
1)小さいので入りきらない
2)重量物が多いので破れる
うわー。
パッケージとしては致命的です。
そこでパッケージ松浦に相談がありました。
袋を別注サイズ、紙の厚みを上げて
1)入り切るようにしよう
2)破れないようにしよう
この提案でスムーズに進んでおりました。
・・・・が、現場からの反対で中止になったのです。
これは一体、どういうことなのか?
私は疑問で、確認しました。
そう、それはお客さんの声だったんです。
1)入りきらないくらい商品を入れてくれたんだ!
2)袋が破れるくらいにたくさん商品を詰めてくれているんだ!
福袋を買いに来る人は「夢」や「お得感」を買いに来るんですね。
パッケージは入りきっていなくても、破れていてもいいんです。
エクスペリエンス・マーケティングで考えると
「お客さんは商品は欲しくない」
「価値・体験が欲しい」ということなんですね。
リカオーさんの福袋に、お客さんは「夢」や「お得感」を求めていたのです。
実際には結局、破れた紙袋に、ビニール袋で補強するということで採用になったのですね!
私もこの一件で大変勉強させて頂きました!
リカオーさん(http://www.ricaoh.co.jp/)、有り難うございます!
「松浦史上初めての理由」で破談した商談の話でした。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。