心にしみる顧客満足⑮ ～中村文昭さん～
【１５】六本木のバー 開店の日
それから３ヵ月少々、修行させていただき、いよいよ、開店の日を迎えました。
開店の日にはなんと、ホテルから支配人と料理長が応援に来てくれました。
支配人「俺は今日はホテルを休んできた。今日は開店だから、何が起こるか分からない。今日は俺がホールを担当してやろう。しばらくはちょくちょく見に来てやるからな」
料理長「お前には色々教えたが、酒のつまみはまだ十分に教えられてない。良いつまみがあったら酒が進んで、酒が進むとつまみの注文があって、売上が上がる。しばらくは俺がつまみを持ってきてやろう。ホテルみんなで力になるぞ！」
中村さんは涙でボロボロです。
料理長の言葉は続きます。
料理長「お前の師匠が予想している以上の仕事をせえよ。売上目標を上回ったれよ」
この言葉には本当に感動した。
そして、開店に駆け付けた師匠が温かい言葉をかけてくれました。
師匠 「な、中村。ぐだぐた言わんと、やったらできただろ」（笑）
４か月前にバーの開店の話を断っていたら、新しい人生はスタートしなかった。
しかし、今、こうやってバーの店長としてここに立っている。
「頼まれごとは試されごと」
中村さんは、バーの開店にも、チャレンジして良かったと思った。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級＆1級＆ミドルトレーナー。
8 件のコメント
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一生懸命な人には、やはり一生懸命な人が集まってくるのだと思いました。一生懸命なのは最後には自分の幸せとして返ってくるので、中村さんのような人はとても素敵だと思います。
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＞聖子さん
この師匠の言葉も素敵でしょ(笑)
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まずはやってみる精神で目標に向かって走り出すことのすばらしさ！
行動力と結果はついてくるものだ。が証明されましたね。
計画→実行→成果→チェックして更なる成果を目指しての教えはすばらしいです。
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一生懸命に取り組むことは人の縁(円)をつないでいくように思います。「頼まれごとは、試されごと」
と、はい、YESで頑張ります。
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>ふぶきさん
まずは、『ハイ』から始まりますね！
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>おじゃるさん
縁がつながって、円になりますね！
どんどんつなげていきましょう。
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本気で仕事をし、相手の予想を上回り、それを続けていくことで援助してもらえたんですね。基本と言うか初心はいつまでも忘れないように続けていきたいです。
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>明石さん
常に『相手のために』を思うことが、『予想を上回ったろう』になるんでしょうね。
これを続けたら、すごい顧客満足になりますね！