【ネーミングのリニューアルで年商5倍!?・・・いや8倍?!価値をリ・デザイン(再定義)せよ!カルビーの「フルグラ」】
【ネーミングのリニューアルで年商5倍!?・・・いや8倍?!価値をリ・デザイン(再定義)せよ!カルビーの「フルグラ」】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
先週、ブランド・マネージャー認定協会のシンポジウムに参加しておりました。
その時に水野 与志朗先生から、聞いた話です。
カルビーの「フルグラ」が2012年から急激に売り上げを伸ばしています!
なんと、30億円から240億円と約8倍に!
その秘密は「価値のリ・デザイン(再定義)にありました。
この価値のリ・デザインにはこんな意味があったようです。
●ネーミングの変更
もともと「フルーツグラノーラ」でしたが「フルグラ」になり、親しみを増した。
フレンドリー感を増した訳です。
●競合を避ける
シリアルと言えば「子供のコーンフレーク」ではなく、
「フルグラは大人の朝食」というイメージが定着させた。
●土俵をずらす
「シリアルと牛乳で朝食の主役」をずっと狙っていたシリアル市場。
そうではなく、「脇役でいいの。ヨーグルトと合わせてね」という訴求に変えた。
するとこれが大当たり!
このような価値のり・デザイン(再定義)で売上が8倍になったんだとか。
そのきっかけはは、ネーミングの変更!
つまり、パッケージの変更だったのです。
価値のリ・デザインのスタートとして、パッケージってとっても大切ですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」で提唱したパッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行って、多数の成果をあげている。その他、執筆活動、講演活動、社内ブランディングなども行う。ブランド・マネージャー認定協会1級&2級&スタンダードトレーナーの資格を持つ。