【パッケージ心理学】消費者が商品を覚える順番は「色→形→ネーミング」だった!
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パッケージって面白い weeklyノート 2025-43
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消費者は店頭で商品を見るとき
どこから情報を受け取っているかというと
パッケージです。
では、その消費者はパッケージの
どこを見て、商品を覚えていくと思いますか?
実は順番があるんです。
- ネーミング?
- 形?
- 色?
どんな順番だと思いますか?
答えは
「色 → 形 → ネーミング」
の順なんです。
ステップ1「色」
試しに「ロッテのガーナチョコレート」を想像してみてください。
ほとんどの人は「茶色いチョコ」を思い浮かべるのではなく、
「赤いパッケージ」を思い浮かべたでしょう!
人間の視覚情報の8割以上は“色”によって判断されます。
店頭ではなんとなく、
- 赤いパッケージのチョコ
- 青いパッケージのヨーグルト
など、まずは「色」で覚えるのです。
ステップ2「形」
次のシルエットを見て、なんの商品だか、わかりますか?
もう、一目で「ヤクルト」ってわかりますよね。
じゃあ、今度は「八角形のカップラーメン」と言ったら、どの商品を思い浮かべますか?
はい。こちらもほとんどの人が「ラ王」を思い浮かべたと思います。
こんなふうに、変わった形のパッケージは
非常に記憶に残りやすいのです。
ステップ3「ネーミング」
そして3段階目に「ネーミング」が記憶に残ります。
ネーミングを変えて売れた大手の事例もたくさんあります。
before モイスチャーティシュー
↓
after 鼻セレブ
これが売上10倍になったそうです。
「モイスチャーティシュー」では、きっと、なんの商品かわからなかったんでしょうね。
before 缶入 煎茶
↓
after おーい お茶
これで売上6倍になったそうです。
話しかけられているネーミングが、顧客の心に届きやすいんですね。
言葉の印象が、購買意欲を左右するんですね。
商品認知の進み方は「色 → 形 → ネーミング」
商品認知の進み方として、消費者は商品パッケージの
色 → 形 → ネーミング の順番で覚える!
覚えておくと、面白いですよ!
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[発行元] 株式会社パッケージ松浦
[住所] 徳島県徳島市丈六町山端10-1
[連絡先] package-matsuura@p-matsuura.co.jp
[ホームページ] https://www.p-matsuura.co.jp/
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この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。