【値引きは麻薬!お客さんにちゃんと価値を伝えて、パッケージを変えて、値上げしていかなければ!】
【値引きは麻薬!お客さんにちゃんと価値を伝えて、パッケージを変えて、値上げしていかなければ!】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
こんなアナタは要注意!
「売上が下がりました!どうしますか?」と考えたときに
真っ先に「値引き」を考えるアナタ!
とっても危険な状況です!
予言しましょう。
きっと、アナタのお店(会社)には、
「安物買い」のお客さんが溢れていることでしょう。
やっちゃうんですよね。
「安くするから注文ください」
「値引きするから買ってください」
これって考えなくてもいいし、とっても楽なやり方。
でも、そうやってアピールすることで、
結局、アナタ自身が「安物買い」のお客さんを引き寄せているっていうこと。
ぞっとしますね。
「そうは言っても、お客さんにとって安いものがいいだろう!」
と思いませんか?
そんなアナタに、こんなデータがあります。
野村総合研究所が3年おきに調査・発表している「生活者1万人アンケート」。
その中の項目で「基本的な消費価値観の推移」というのがあります。
「とにかく安くて経済的なものを買う」という回答はなんと!
2000年の50.2%に対し、
2015年には、なんと34.5%しかないんです。
お客さんが「安いものしか買わない」とアナタが決めつけているから、
お客さんもそういう風に思っちゃうんですよね。
例えば、パッケージを変える、ネーミングを変えるで、
中身は同じ商品でも、全くの新商品に見えることがあります。
値上げすることも可能なのです。
例えば、平尾商店さんの油揚げ。
beforeはこんな感じでした。
両方とも
ポリ袋に商品名シールですね。
打ち合わせの結果、ネーミングを変更!
パッケージもまるで変更しました!
afterがこちら!
ネーミングを「鳥取代表」に!
シールの形状が鳥取県型に!
ポリ袋を高級感あるタートルパックに!
まったく別の商品みたいでしょう!?
今までは非常な安値で取引していたようですが、
こうやって、新規取引には価格を上げることができたようです。
油揚げだけに(笑)
平尾社長、ありがとうございます。
この事例は現在発売中の商業界1月号の中にも掲載されています。
もっと詳しく書いてます。
よかったらお買い求めくださいね~。
「商業界1月号」
http://qq4q.biz/ppJg
本日のパッケージマーケティングネタは、
商業界 編集長 笹井清範さんのブログをパクらせて、、、
・・・あ、いやいや失礼します。
創造的模倣させて書かせていただきました!
笹井清範さん、ありがとうございますっ!!
笹井さんのブログはこちら
http://ameblo.jp/19660726/
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。