中身×パッケージ=商品!南山城村で“伝わる商品開発”が始まりました
2025年11月10日(月)、11日(火)の2日間
京都府唯一の村「南山城村」に伺いました。

宇治茶の主産地として知られるこの地域で、
南山城村商工会さん主催の
「もっともっと魅力的な新商品をいっしょに作りませんか?」
セミナー&個別相談会が開催されたんです。

今回の講師は
(株)食農夢創の仲野真人さんと
ボク・松浦陽司(パッケージ松浦)。
南山城村のお茶農家さんを中心に
4社の事業者様が参加され、
それぞれの強みを活かした
“売れる商品づくり”に向けて、
第一歩を踏み出しました。

セミナーでは、仲野さんから
「農林漁業を“夢”のある食産業へ創造する」というテーマで、
6次産業化やブランド戦略の視点から、事例を交えたお話。

続いてボクからは
「中身×パッケージ=商品」という考え方を中心に
パッケージデザインが果たす役割――
“中身の価値を正しく伝えること”
そして“購買導線をつくること”についてお話ししました。

ちなみに、あなたは
パッケージと中身の重要度の比率って
何パーセント対何パーセントだと思います?
「両方大事だから50対50でしょ?」と思いますか?
それとも
「松浦さんだからパッケージ70:中身30って言うんでしょ?」
と思いましたか?

実は、ボクの答えはこうです。
パッケージ100%です。
聞いていた皆さん、びっくりされていましたが、
これが本質なんです。
なぜなら、まず“パッケージが目に留まること”が、
すべてのスタートだから。

ただし、ここからが大切。
中身も100%!
パッケージも100%、中身も100%。
両方がそろってこそ「売れる商品」になります。
中身×パッケージ=商品
これが、パケマツが大切にしている考え方です。

その後の個別相談では
各事業者の課題や方向性をじっくりヒアリング。
どの企業さんもユニークで
熱意のこもった構想をお持ちでした。

この支援事業は
セミナー+個別相談の全4回構成。
初回の今回は、ヒアリングと現状認識まで行いました。
次回からは、
それぞれのテーマを具体的な形に落とし込んでいきます。
パケマツとしては、単なるデザイン提案ではなく、
「中身」と「パッケージ」を一体として考える
“伝わる・売れる商品開発”を支援していきます。
今後、どんな新しいお茶商品が誕生するのか――
本当に楽しみです。

今回ご一緒した仲野さん、主催の南山城村商工会の皆さま、
ご参加くださった企業の皆さま、
そしてこの機会を企画してくださったJ-PAOの犬飼さん。
心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。







