【マイルドセブン 少ない面積でもタールの量を間違えないようにパッケージで識別】
【マイルドセブン 少ない面積でもタールの量を間違えないようにパッケージで識別】
こんにちは。松浦 陽司です。
私はタバコは吸いませんが、今日はタバコのお話。
「マイルドセブン」
発売以来、白字で左側にブルーの縦帯が入っているデザインが採用されておりました。
それだと「タールの量を間違ってしまう」人が続出!
これを解決するためにパッケージ自体を変えてしまいました。
それが現行のパッケージ。
全体を青地にして、
タールごとにパッケージ色を丸ごと変えてしまいました!
タールが薄いほど、青も薄く、
タールが濃いほど、青も濃くなります。
これにより、間違いが少なくなりました。
さて、ここで中小企業に置き換える勝手にコンサルコーナー!
「色のよる識別」で間違い防止できるのはカイゼンの基本!
実は中小企業でもよくあることなんです。
一括表示のシールで、全て黒で作ってしまう。
同じ黒なので、栗味と、ぶどう味のシールを間違えてしまうこともよくあります。
そこで、栗は茶色、ぶどうは濃い紫でシールをつくる。
これで現場の人にも一目瞭然になります。
同じ1色シールで、価格も変わりません!
※もし、シールにバーコードがある場合
赤やピンクの色はバーコードが読みとれません。
読みとれない色の注意だけはしないといけません。
カテゴリー | パッケージマーケティング
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」で提唱したパッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行って、多数の成果をあげている。その他、執筆活動、講演活動、社内ブランディングなども行う。ブランド・マネージャー認定協会1級&2級&スタンダードトレーナーの資格を持つ。