【ムーミンファミリーパスタのパッケージマーケティング 「包材価格を下げる」より「売上アップ」】
【ムーミンファミリーパスタ「ニョロニョロ」のパッケージマーケティング 「包材価格を下げる」より「売上アップ」】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
ムーミンファミリーパスタのパッケージ!
一目で記憶に残ります。
とってもかわいいですね!
パッケージは重要なブランド要素です。
このパッケージでパスタを貰った人はムーミンがもっと好きになります。
そうでない人は、ムーミンの好感度がちょっとあがります。
パッケージの価格を抑えるためには、簡単には2つのことがあります。
①形…一般的な形にする、四角など。
②色…色数を少なくする。3色なら2色に、いや無地に。
しかし、このムーミンファミリーパスタのパッケージはどうでしょう?
①形
キャラクターであるニョロニョロをかたどったパッケージ形状。
一度、表と裏を貼り合わせたあとに、さらに型で打ち抜いています。
型代もパッケージ単価ももちろん上がります。
②色
パッケージのお腹の辺りでは中身を見せる半調と呼ばれる印刷。
目を惹く赤の差し色。
この赤なんて、面積小さいでしょう。
他の色で代用したくなるところです。
でも、そこにこだわっているんですね。
パッケージ単価だけで考えると、逆に、逆に行っています。
それだけ、パッケージマーケティングに力が入っている訳です。
パッケージはブランド要素ですから、
販売促進費として、投資する価値がありますね。
※
ブランドが人の心の中にできあがっていく様子はこちら
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11476504860.html
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。