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HOME > BLOG > パッケージマーケティング > 【“今がベスト”じゃない】~青木光悦堂さんのパッケージリニューアルの積み重ね~
2020年11月27日

【“今がベスト”じゃない】~青木光悦堂さんのパッケージリニューアルの積み重ね~

いやー、びっくりする
お話を聞きました。

イチローさんって
現役引退した後も
厳しいトレーニングを
積み重ねているそうですね。

昨日の11月26日の記念講演で
「現役時代より球速がアップした」
と話されたそうです。


引退してなお進化しているんですよね。
すごいことです。

イチローが教えてくれていると思います。

「成長に限界はない」

って。

もうちょっと言い換えると

「今がベストと思うな」

ってことも言えますね。

商品もパッケージも
「今がベスト」と
考えては成長が止まります。

「成長するために
もう一工夫はできないのか?」

そんなことを考えてみました。

京都のお菓子の名店
「青木光悦堂」さんの
パッケージリニューアルを
させて頂いたときのお話です。

こんな感じで、
「こころなごむ故郷の銘菓」と
書いてあるパッケージ。

せっかくの
京都色がでていないような。。。

実はこれには
青木社長の想いがあったんです。

「本当にうまいお菓子を作ってる。
だから“味”で勝負する。
“京都”は関係なんだ」

そんな思いで、
京都色は抑えていたんですね。

こちらのお菓子、
京都以外でも
販売されておりました。

売り場の店長の
意見を聞いてみると
全く逆のことを言うのです。

「せっかくの
京都のお菓子なのに、
なぜ京都色を出さないんだ?」

「競合商品と比べて、
特徴が分からないので売りにくい」

この販売店の
現場の声を聞いて
青木社長も考え方を修正。

・・・と言うことで、
京都色を全開に出す
パッケージリニューアルを
提案しました!!

紅葉、大文字焼、
舞子さんなど。

京都色を
大々的に打ち出した
パッケージリニューアル!

色使いも優しい感じにしました。


中身のお菓子は
しっかり見えるように、
大きめの窓を付けました。

このパッケージリニューアルによって、
売り場を増やしていきます。

パッケージに満足して、
今がベストと思っていれば、
起こらない変化でした。

ちなみに「ここでベスト」と
歩みを止めないのが
青木光悦堂さんです。

今度はこのように変化しました!

え?
分かりにくい?
左右で並べてみましょうか?


左がビフォー、右がアフター。

これで分かったかな?

実はパッケージ上部に
丸い穴が付きました。

京都駅前のお土産物屋さんは
棚の奪い合い、激戦区!

陳列する場所の確保に
大変なのです。

そこでこの穴を一つ付けることで、
「パッケージの吊り下げ展示」が
できるようになったのです!

これによって、
更に売り場を広げていったのです。

今がベストと思ったら、
そこで成長はストップします。

こうやって少しずつでも、
パッケージにリニューアルを加えるって
とっても大切ですね。

本日のお話は

「今がベスト」と思わない。
「成長するために
もう一工夫はできないのか?」

というお話でした。

あなたのお役に立てたら幸いです。

この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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