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HOME > BLOG > セミナー・勉強会参加 > 徳島経営研究会 > <増益経営のためのイノベーションとマーケティング  エクスト 高畑欽哉氏の講演>
2017年08月11日

<増益経営のためのイノベーションとマーケティング  エクスト 高畑欽哉氏の講演>

2017年8月4日(金)
ボクは三重県松阪市に居ました。

三重経営研究会
「増益経営のためのイノベーションとマーケティング」
エクスト高畑欽哉氏の例会に参加してきました!!!

感想は
「無理して三重まで行ってよかったーーー」って感激です!

下記はボクの防備録です!
ちょっとレポート的で、物語調にはなってないですが、
「マーケティングとイノベーション」に興味がある方はぜひぜひお読みください!

【1】 なぜ今、イノベーションが必要なのか

どの時代でも企業の目的は同じ。
企業の目的はただ一つです。
それは
「顧客の創造である」(byドラッガー)

そして、顧客創造のために
「企業のたった2つの機能」がある!
・マーケティング
・イノベーション

では、イノベーションとはなんだろう?
「新しい価値を想像し、顧客または社会に提供すること」
だそうで、簡単には
「昨日まで叶えられなかった顧客のニーズに今日お答えすること」
です!

どんな商品サービスも持続的に成長していくのですが、ある日、破壊的商品サービスがでてくる。
ガラケーを破壊した、スマホ。
i-modeを破壊した、iTunesみたいなものです。

この世界中で起こっている「破壊的イノベーション」が中小企業を飲み込もうとしているんです!
見たことも聞いたことのないような新商品やサービスが、
中小企業のマーケットに土足で入り込んで破壊していく時代なんです。

日本の企業だけとは限らないのです。
海外の超大手企業が突然ライバルになる。

そんな中、今までの延長線上の経営で生き残れるんか?
それは無理出そう。
自らがイノベーションをお越し新しい価値を提供しないといけないのでないでしょうか?

【2】理念ビジョンから生まれるイノベーション

高畑さんはこんな質問をされました。
「みなさんの会社の経営戦略でイノベーションが起きますか?」
つまり
「お客様に新しい価値を提供できていますか?」
ということです。

「顧客の創造」のために「イノベーション」を起こし続ける
そのために自らの理想、あるべき姿を理念ビジョンを描くんです!

選ばれる会社は「目的と情熱」を持っている会社です。
これからの企業は価値観、使命、目的、情熱を持たなければ生き残れない!
それを「理念、ビジョン」と呼ぶのです。

【3】イノベーションとデザイン志向

例えば「アイディオ」という「世界でもっともクリエイティブな企業」を標榜している会社があります。
この会社が「デザイン思考」を提唱。
簡単には「イノベーションを日常的に行うための方法論のひとつ」です!

デザインシンキングは「1」を「0」にして、再び「1」にするような考え方です。
今あるものを一回疑ってみてる、そして組み直してみるのです。

「タクシーってなんだろう?」って掘り下げる。
「あの仕組みじゃないといけないのか?」と疑ってみる。
そして、組み直す。
「そうだ!自家用車とお客さんを組み合わせたらいいんだ」
これで、ウーバーが誕生した。

「空家」と「旅行客」を組み合わせて「エアーB&B」が生まれた。
これが「デザイン思考」です。

そのデザインの根幹は
「人間中心デザイン」にしないといけません。

【4】 一勝九敗の真実

「10回新しいことを始めたら9回は失敗する」のは当たり前。
ユニクロも失敗ばかりだったと言われている。

高畑さんの会社「エクスト」も商品開発を繰り返しては、数々失敗してきた。
現在の成長商品は「SONR.(ソナー)」!

開発経緯はエクストの「ITのチカラで働く人を幸せにする」というビジョン!
「中小企業はタスク管理の不備がクレームにつながり生産性を落としている」
「小さな仕事がいっぱいあり過ぎる」
「仕事ってスムーズにできないの?」

というところから、
「ミスをなくし、管理を楽にし、
社内のチームワークよくして、モチベーション上げたいよね」
で開発された、
社内コミュニケーションのタスク管理サービスです!

「コミュニケーションってアナログじゃないの?」という人もいる。
そこはこんな風に考える。
アナログコミュニケーション・・・質「その人の情報を知っているから質が高まっていく」
デジタルコミュニケーション・・・量「人の仕事を把握するためには量が必要、そこをソナーで行う」


【5】 新商品サービスのマーケティング戦略

「マーケティング」ってなに?
「販売を不要にすること」
つまり
「お客様から買いたい!」と言わせることです!

企業の出発点は「顧客」!
「私たちは何を売りたいか」じゃダメ!
「お客様は何を買いたいか」を問わないといけない。

マーケティングにおいて、お客様について考えることは非常に大切。
優れたチームは、製品と市場をフィットさせることだけに集中する。

そこで役に立つのが「イノベーター理論」

お客様は5つの層に分かれている
1)イノベーター 新商品に飛びつく 2.5%
2)アーリーアダプタ 新商品を吟味して 13.5%
3)アーリーマジョリティ 進んだ人を追随 34%
4)レイトマジョリティ みんなが使ってるから購入
5)ラガード 最後まで変わらない

上の2つの「イノベーター」「アーリーアダプター」の
合わせて16%くらいは差別化のため、
リスクをおってでも採用にチャレンジする。
逆に他の74%は安心安定を優先する

この間を超えること!
16%の壁を越えることが非常に重要。

まず、1)イノベーターを最大の満足化する!
そして、2)アーリーアダプターの満足最大化する!
ここから始めず、いきなり
3)アーリーマジョリティへの普及促進したりしても普及しない。
ましてや、4)レイトマジョリティ、5)ラガードに行っても、当然無理です。

【6】 未来を想像する経営計画

イノベーションとマーケティング
知の探索・・・新しい 既存の知とこれらの知を組み合わせることによってイノベーションが生まれる
知の深化・・・今まではこれだけで良かった 集めた情報を深め活用する能力 これに固執してしまいイノベーションを妨げる

知の探索 と 知の深化 が組み込まれているか?
共に学び と 共に栄える が繰り返されているか?

【7】変えてはならないもの

1)決して諦めなかったこと
2)たくさんの方の支えを得られたこと
3)継続して学び続けたこと

「成長する」ということは、
「昨日できなかったことが今日できるようになること
今日できないことが明日できるようになること」

「成長する」とは「自分の中にイノベーションを起こすこと」

高畑さんの好きな言葉は
「未来を予測する最良の方法は自ら創りだす事である」

高畑さんは本当に自らが新商品を生み出し、
イノベーターに積極的に出向き、話を聞き、改良し。
中小企業のコミュニティを改革されようとしています。

本当に聞けて良かったです!
パッケージ松浦では、いろいろな顧客にまんべんなく売ろうとしてたな。
そうじゃなくって、イノベーターに、そして顧客のニーズからスタートしないと!
ありがとうございます。


あ!
20TT同期メンバーとも再会できて嬉しかったです!
ありがとうございます。

この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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